社会福祉法人きょうされん

理事長就任あいさつ

このたび、社会福祉法人きょうされんの理事長に就任しました藤井克徳です。私自身は川村民枝常務理事・センター長らと共に、リサイクル洗びんセンターの草創期から関わってきました。正直なところ、これまでの延長線上のような感じもします。とは言え、法的にも、社会的にも大きな責任を伴う理事長職です。気持ちを引き締め直し、この大役に臨む所存です。とくに、利用者のみなさんとは、これまでに増して強くつながりながら、いっしょに歩んでいきたいと思います。
抱負と言うと大げさかもしれませんが、今の気持ちを三点で述べてみます。一つ目はリサイクル洗びんセンター創設の初心を忘れないことです。創設時に掲げた、「福祉(人権保障)と環境保全の一体展開」「障害のある人にとっての本格的な働く場づくり」「障害の種別や程度を超えてみんなが力を合わせること」は、今も色あせていません。むしろ、ここにきてこれらのひとつひとつの意味と重みが増しているように思います。
二つ目は、現在を大切にすることです。本年7月現在の87人の障害のある仲間たちと57人(常勤・非常勤)の職員が、「社会福祉法人きょうされんと出会ってよかった」「ここで働くことができてうれしい」を実感できることです。そのために改善しなければならないことはたくさんあります。さしあたってはみんなで練り上げた第5次中期事業計画(2019年度~2021年度)を成し遂げることです。リサイクル洗びんセンター、虹のセンター25、グループホームフラワーのそれぞれが持ち味を発揮しながら、全体としてもバランスよく発展していくことです。現在に確信や充実感が持てないところに、本当の未来はないのではないでしょうか。
三点目は、その未来をどう切り開くかです。開設して25年余あまりになります。建物はだいぶ傷み始め、メンバーも家族も確実に年齢を重ねています。避けて通れない課題が一気に押し寄せています。これらの課題に、正面から、そして誠実に向き合っていかなければなりません。向こう5年~10年が決定的に重要な時期になりそうです。課題を達成していくための特別な方法はありません。何より信頼できるのは、みんなの知恵であり、揺るぎのないまとまりです。知恵とまとまりをより磨いていきたいと思います。
最後に、25年あまりにわたって社会福祉法人きょうされんを支えてくださったすべてのみなさまに、これまでと変わらないご理解とご支援をお願いしながら、理事長就任のごあいさつとさせていただきます。
2019年7月13日
社会福祉法人きょうされん 理事長 藤井 克徳
沿革
社会福祉法人きょうされんは障害のある方の働く場・相談の場・生活の場を提供してきました
●1994年 リサイクル洗びんセンター開所
障害者福祉と環境保全の結び目として さまざまな障害のある方々が ともに働く場として
●2001年 虹のセンター25開所
障害のある方の相談の場として 地域に根づくことをめざして
●2006年 グループホームフラワー開所
一人ひとりのゆたかなくらしの場をつくるために
●2019年 グループホームフラワーのユニット グループホームコパン開所
地域で自立した生活をしていくために
第5次中期事業計画(2019年度~2021年度)
第5次中期事業計画
第5次中期事業計画 (2019-07-13 ・ 559KB) ひろげよう 仕事を つながろう 地域と つくりだそう みんなで
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